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虫刺され(虫刺症/虫螫症) むしさされちゅうししょうちゅうせきしょうInsect Bite, Sting

家庭医学館の解説

むしさされちゅうししょうちゅうせきしょう【虫刺され(虫刺症/虫螫症) Insect Bite, Sting】

[どんな病気か]
 吸血性の昆虫は口器を人の皮膚に刺し込み、唾液(だえき)を注入しながら吸血します。その唾液によって皮膚炎がおこります。
●イエダニ
 ネズミに寄生しているイエダニは、宿主(しゅくしゅ)を失うと、ときに人に移り、激しく吸血します。腹部、大腿部(だいたいぶ)内側、わきの下などにかゆみの強い紅斑(こうはん)と丘疹(きゅうしん)ができます。
●シラミ
 アタマジラミは頭髪に、コロモジラミは衣服の縫い目や折り目に寄生して吸血し、かゆみのある皮膚炎をおこします。アタマジラミは保育所、幼稚園、小学校で感染します。シラミの駆除には0.4%のフェノトリン(スミスリン®パウダー)を用います。コロモジラミには衣服の煮沸(しゃふつ)が有効です。
●ノミ
 最近はネコノミによるものがほとんどで、吸血されるとかゆみのある紅斑や水疱ができます。ネコが出入りする箇所(床下、砂地のほか、絨毯(じゅうたん)、畳、ソファーなど)はどこもネコノミの発育場所になります。
●カ
 カ(蚊)は雌の成虫が吸血して炎症をおこします。刺されて数分後にかゆみをともなう紅斑や膨疹(ぼうしん)ができ、その後、腫(は)れたり、水疱や血疱(けつほう)ができることがあります。
●ブヨ
 ブヨの幼虫は小川や渓流で発育し、雌の成虫が吸血します。かゆみのある紅斑ができ、その後、小さな結節(けっせつ)が長い間残ります。
[治療]
 いずれの場合も、止痒薬(しようやく)(かゆみ止め)と副腎皮質(ふくじんひしつ)ホルモン配合軟膏(なんこう)を塗ります。長く残る小結節には副腎皮質ホルモン配合の貼(は)り薬(ぐすり)を使ったり、局所注射を行ないます。

出典|小学館家庭医学館について | 情報

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