蛇蝎(読み)ダカツ

デジタル大辞泉 「蛇蝎」の意味・読み・例文・類語

だ‐かつ【蛇×蝎/蛇×蠍】

へびとさそり。人が恐れ嫌うもののたとえ。「―のごとく嫌う」
[類語]竜虎虎狼牛馬犬猿狐狸鶴亀

じゃ‐かつ【蛇×蝎】

だかつ(蛇蝎)

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精選版 日本国語大辞典 「蛇蝎」の意味・読み・例文・類語

だ‐かつ【蛇蝎・蛇蠍】

  1. 〘 名詞 〙(へび)と蝎(さそり)。人がひどく忌みきらうものをたとえていう。じゃかつ。
    1. [初出の実例]「草径多為蛇蝎栖、亦能躓汝陥淤泥」(出典黄葉夕陽邨舎詩後編(1823)五・秋夜夢姪孫)
    2. 「お通の我を嫌ふこと、蛇蝎もただならざるを知りながら」(出典:琵琶伝(1896)〈泉鏡花〉三)

じゃ‐かつ【蛇蝎・蛇蠍】

  1. 〘 名詞 〙(へび)と蝎(さそり)。転じて、人の忌み嫌うもの。だかつ。
    1. [初出の実例]「此下倉には蛇蝎のすむなる物をとおそれをなすところに」(出典:十訓抄(1252)一〇)

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普及版 字通 「蛇蝎」の読み・字形・画数・意味

【蛇蝎】だかつ

へびと、さそり。おそれきらわれるもの。唐・陳陶〔小笛弄〕詩 蛇蝎愁へ聞いて、骨髓し 江山、老を恨みて、秋霧に眠る

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