螺髻(読み)ラケイ

デジタル大辞泉 「螺髻」の意味・読み・例文・類語

ら‐けい【××髻】

束ねたもとどりが、ほら貝のような形をした髪形。主に童子の結うもの。
1に似た髪形から》梵天婆羅門異称

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精選版 日本国語大辞典 「螺髻」の意味・読み・例文・類語

ら‐けい【螺髻】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ほら貝のようにたばねたもとどり。主として童児の結うもの。仏教では梵天やバラモンがこの形をとる。また、仏像頭髪は一般に螺髪(らほつ)につくるが、それが螺髻と同じようにつくられたところから、螺髪をさしていうこともある。
    1. [初出の実例]「上従螺髻、下至牛頭、長断藕絲、共昇蓮蘂」(出典朝野群載‐二・天慶九年(946)二月二〇日・延暦寺仁王会咒願文)
    2. [その他の文献]〔維摩経‐上〕
  3. 青々とした高い山をいう。〔蘇軾‐過広愛寺見三学演師詩〕

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普及版 字通 「螺髻」の読み・字形・画数・意味

【螺髻】らけい

巻貝状のもとどり。唐・張籍〔崑崙児〕詩 金ちんと欲して、曾(すなは)ち耳を(うが)ち 螺髻長く卷きて、頭を裹(つつ)まず

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