デジタル大辞泉
「蠅帳」の意味・読み・例文・類語
はい‐ちょう〔はひチヤウ〕【×蠅帳】
台所用具の一。ハエなどが入るのを防ぎ、通風をよくするために、網を張った小型の食品戸棚。また、傘状につくって食卓を覆うもの。はえちょう。《季 夏》
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はい‐ちょう はひチャウ【蠅帳】
〘名〙 蠅などがはいるのを防ぎ、また
風通しをよくするために
金網や紗などを張ってある、
食物を収容するための戸棚。また、傘状につくって食卓などの上の食物を覆うもの。はえちょう。《季・夏》
※
洒落本・遊僊窟烟之花(1802か)二「『
召物は何だ松葉色の絽
(ろ)かかりてへの』『ナアニ大かた蠅帳
(ハイテウ)を引っぱがしたのだらう』」
はえ‐ちょう はへチャウ【蠅帳】
※
滑稽本・
和合人(1823‐44)二「ときに蠅帳
(ハヘチャウ)をちと改めよう」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
はいちょう【蠅帳】
蠅(はえ)などが入らないように、また通風をよくするために、戸や側面・背面に紗(しゃ)や金網を張った、食品を入れる小さな戸棚。また、傘のように作り、食卓などで食品の上にかぶせて用いるもの。◇「はえちょう」ともいう。
出典 講談社食器・調理器具がわかる辞典について 情報