行動半径(読み)コウドウハンケイ

デジタル大辞泉 「行動半径」の意味・読み・例文・類語

こうどう‐はんけい〔カウドウ‐〕【行動半径】

軍艦軍用航空機などが、燃料補給なしで帰還しうる最大行程。航続距離からその任務に費やされる部分を除いたものの2分の1。
行動する範囲

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精選版 日本国語大辞典 「行動半径」の意味・読み・例文・類語

こうどう‐はんけいカウドウ‥【行動半径】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 軍艦や軍用航空機、また、漁船などが、基地を出発し、燃料の補給なしに再び帰還することが可能な最大行程。航続距離二分の一を半径として考えた距離。〔常用モダン語辞典(1933)〕
  3. 人の行動する範囲。
    1. [初出の実例]「私は宿の下駄を借り、埋立の突堤の所を毎日歩いていた。そこ迄が許された、行動半径のようである」(出典:小説太宰治(1949)〈檀一雄〉)

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四字熟語を知る辞典 「行動半径」の解説

行動半径

軍艦や軍用航空機、また、漁船などが、基地を出発し、燃料の補給なしに再び帰還することが可能な最大行程。航続距離の二分の一を半径として考えた距離。転じて、人の行動する範囲。

[使用例] 私は宿の下駄を借り、埋め立ての突堤の所を毎日歩いていた。そこまでが許された、行動半径のようである[檀一雄*小説太宰治|1949]

[使用例] かれの行動半径が、きわめて限定されていたこととも、かならずしも無関係ではあるまい[花田清輝鳥獣戯話|1960~62]

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