行海(読み)ぎょうかい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「行海」の解説

行海(2) ぎょうかい

1109-1181* 平安時代後期の僧。
天仁(てんにん)2年生まれ。源行宗(ゆきむね)の子。山科勧修(かじゅう)寺の寛信から真言をまなび,灌頂(かんじょう)をうける。承安(じょうあん)2年権大僧都(ごんのだいそうず),東寺二長者。勧修寺慈尊院をひらいた。治承(じしょう)4年12月18日死去。72歳。通称は三位律師。著作に「勧流諸師印信大事集」「行海記」など。

行海(1) ぎょうかい

?-? 平安時代後期の画僧
天台宗。大和絵土佐派の祖とされる藤原基光(もとみつ)の子。京都醍醐(だいご)寺の画僧珍海(1091-1152)の弟。比叡山(ひえいざん)延暦(えんりゃく)寺にすみ,仏教画を制作した。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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