被写界深度(読み)ヒシャカイシンド

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「被写界深度」の意味・読み・例文・類語

ひしゃかい‐しんど【被写界深度】

  1. 〘 名詞 〙 ピントを合わせた被写体の前後で、ピントの合っていると認められる範囲。絞り込むと被写界深度は深くなり、近くから遠景までピントの合った写真が撮れる。

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百科事典マイペディア 「被写界深度」の意味・わかりやすい解説

被写界深度【ひしゃかいしんど】

写真撮影の際,カメラのレンズを通して被写体のある点に焦点を合わせると,その一点のみならずその前後も焦点が合っているように見えるが,このピントが合っているように見える範囲を被写界深度と呼ぶ。ぼけがある程度以下だと,人間の目はぼけを判別できないことから生ずる。結像位置手前より奥の方が,より被写界深度の範囲は広く,絞りによってその範囲は変化する。
→関連項目絞り

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カメラマン写真用語辞典 「被写界深度」の解説

被写界深度

 ピントは厳密にはある一点(あるいは等距離にある面)にしか合わないが、その前後にもピントが合っているように見える範囲があり、その範囲のことを言う。レンズの絞りを絞るほど被写界深度は深くなり、焦点距離の短い広角レンズほど深くなる性質がある。ピントを合わせた位置を基準に手前に浅く、奥に広いという特徴もある。 → パンフォーカス / ボケ 参照

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