デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「西国兵五郎」の解説 西国兵五郎(初代) さいこく-ひょうごろう 1656-1706* 江戸時代前期の歌舞伎役者。明暦2年生まれ。寛文末ごろから江戸の舞台にたち,貞享(じょうきょう)3年ごろ市村座で大名題(おおなだい)となる。江戸道外方(どうけがた)の開山(かいさん)といわれ,上方の道外方金沢五平次とならび称された。宝永2年12月9日(一説に11月11日)死去。50歳。前名は西国東五郎。俳名は可楽。 西国兵五郎(3代) さいこく-ひょうごろう ?-? 江戸時代中期の歌舞伎役者。初代西国兵五郎の門人で兵三郎を名のる。江戸湯島の宮地芝居で修業し,正徳(しょうとく)3年半道方(はんどうがた)として森田座の舞台をふむ。享保(きょうほう)2年(1717)中村座で3代兵五郎を襲名。11年旧名の兵三郎にもどし,17年ふたたび兵五郎を名のった。 西国兵五郎(2代) さいこく-ひょうごろう ⇒西国兵助(さいこく-ひょうすけ) 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by