ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「西大寺会陽」の意味・わかりやすい解説 西大寺会陽さいだいじえよう 岡山県岡山市,東区の西大寺にある真言宗西大寺(観音院)で 2月の第3土曜日に行なわれる法会。裸祭りとも呼ばれる。14日前から行なわれている修正会の最終日の行事で,本来は旧暦正月14日に行なわれていた。吉井川のほとりに設けられた垢離取場(こりとりば)でふんどし 1本の男たちが禊をし,本堂の大床に集まる。裸の男の群れはかけ声とともに押し合い,午後10時に本堂の燈火がすべて消され,暗闇のなか,太鼓の合図で住職から投げられる宝木(しんぎ)2本を奪い合う。この宝木を得れば福が授かるといわれる。また,祭りに参加した男たちのふんどしを安産の腹帯にすると元気な子が生まれるとされ,本堂大床に上がった土を翌日田畑にまくと豊作になるといわれる。(→裸祭) 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
事典 日本の地域遺産 「西大寺会陽」の解説 西大寺会陽 (岡山県岡山市東区西大寺中3-8-8)「美しき日本―いちどは訪れたい日本の観光遺産」指定の地域遺産。 出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報 Sponserd by