西洋榛(読み)セイヨウハシバミ

デジタル大辞泉 「西洋榛」の意味・読み・例文・類語

せいよう‐はしばみ〔セイヤウ‐〕【西洋×榛】

カバノキ科の落葉低木。葉は卵円形で縁に二重のぎざぎざがある。実は球形で、食用トルコイタリアなどに多い。ハゼル。ヘーゼル

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関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「西洋榛」の意味・読み・例文・類語

せいよう‐はしばみセイヤウ‥【西洋榛】

  1. 〘 名詞 〙 カバノキ科の落葉低木。ヨーロッパ・北アフリカに自生。栽培もされる。高さ六メートル程度。早春雌雄別々の花穂をつける。果実ハシバミに似て果皮かたく褐色のドングリ型で、大きな総苞に包まれる。種子脂肪を多く含み、風味があり、洋酒のつまみ、菓子などの原料とする。ヘーゼル。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「西洋榛」の解説

西洋榛 (セイヨウハシバミ)

学名Corylus avellana
植物。カバノキ科の落葉低木,園芸植物

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世界大百科事典(旧版)内の西洋榛の言及

【ハシバミ】より

… ツノハシバミC.sieboldiana Bl.(イラスト)は葉の先端が切形とならず,果実は長い筒状になった小苞に包まれる。セイヨウハシバミC.avellana L.はヨーロッパ原産で,その果実はヘーゼルナッツと呼ばれ,栽培されることもある。【岡本 素治】
[神話,民俗]
 ギリシア神話に語られるヘルメスの杖(つえ)(カドゥケウス)は,一説にハシバミの枝だったといわれる。…

【ヘーゼルナッツ】より

…日本にはハシバミとツノハシバミの2種が分布するが,どちらも経済栽培は見られない。果樹として重要なものはセイヨウハシバミCorylus avellana L.(英名common hazel,European hazel)で,アジア西部からヨーロッパに原生し,トルコ,イタリア,スペイン,北アメリカが主産国である。花は雌雄異花。…

※「西洋榛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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