日本歴史地名大系 「西船場町」の解説
西船場町
にしせんばまち
徳島城下
徳島藩は江戸時代を通して藍玉やの生産を奨励し、その売買は藩の専売制のもとで初めは藍方代官所が直接行っていた。文化元年(一八〇四)に徳島藩は藍問屋職四軒を新たに指定して藩外取引の値建市(藍大市)などにあたらせることとした。この四軒は四宮勘兵衛・上崎仲五郎・松浦孫兵衛・矢辺(矢部)孝太郎で、藍方代官所に近い西船場町に開業した。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報