覆奏(読み)ふくそう

精選版 日本国語大辞典 「覆奏」の意味・読み・例文・類語

ふく‐そう【覆奏・復奏】

  1. 〘 名詞 〙 繰り返し調べて天子に奏上すること。
    1. [初出の実例]「別写一通。印暑送太政官大納言覆奏」(出典令義解(718)公式)
    2. [その他の文献]〔旧唐書‐大宗本紀〕

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普及版 字通 「覆奏」の読み・字形・画数・意味

【覆奏】ふくそう

再三調べて上奏する。〔旧唐書、太宗紀下〕(貞観五年)天下に令し、死刑を決するに必ず三たび奏せしめ、在京司には五たび奏せしむ。其の日~び太常は樂を擧げず。

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「覆奏」の解説

覆奏
ふくそう

重ねて奏上すること。とくに,1度天皇に奏して認可(御画(ぎょかく)日)をへた詔書を,大臣以下の署名を加えて大納言が重ねて奏し,施行許可(御画可)を請う詔書覆奏をいう。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

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