詞林(読み)しりん

精選版 日本国語大辞典 「詞林」の意味・読み・例文・類語

し‐りん【詞林】

〘名〙
詩文を多く集めた書物。また、詩歌文章
万葉(8C後)一七・三九六七・題詞「忽辱芳音翰苑雲兼垂倭詩詞林舒錦」 〔梁昭明太子‐答晉安王書〕
詩人文士仲間文人社会。詞壇
田氏家集(892頃)下・見源十七春風扇和詩才華日新「激揚学海金波漾、揺動詞林珠樹斜」
辞書をいう。

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デジタル大辞泉 「詞林」の意味・読み・例文・類語

し‐りん【詞林】

詩文を多く集めた書。
詩人・文人の仲間。文壇
辞書。

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普及版 字通 「詞林」の読み・字形・画数・意味

【詞林】しりん

詩文の集。文壇。梁・昭明太子〔晋安王に答ふる書〕三墳史書)を(かうかく)とし、詞林に漁獵す。~孝友忠貞の跡を見、治亂驕奢の事を覩(み)、以て自ら慰むるに足り、以て自ら言ふに足る。人師友、森然として目に在り。

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