詞林(読み)シリン

デジタル大辞泉 「詞林」の意味・読み・例文・類語

し‐りん【詞林】

詩文を多く集めた書。
詩人文人仲間文壇
辞書

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「詞林」の意味・読み・例文・類語

し‐りん【詞林】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 詩文を多く集めた書物。また、詩歌や文章。
    1. [初出の実例]「忽辱芳音翰苑雲兼垂倭詩詞林舒錦」(出典万葉集(8C後)一七・三九六七・題詞)
    2. [その他の文献]〔梁昭明太子‐答晉安王書〕
  3. 詩人、文士の仲間。文人社会。詞壇
    1. [初出の実例]「激揚学海金波漾、揺動詞林珠樹斜」(出典:田氏家集(892頃)下・見源十七春風扇和詩才華日新)
  4. 辞書をいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「詞林」の読み・字形・画数・意味

【詞林】しりん

詩文の集。文壇。梁・昭明太子〔晋安王に答ふる書〕三墳史書)を(かうかく)とし、詞林に漁獵す。~孝友忠貞の跡を見、治亂驕奢の事を覩(み)、以て自ら慰むるに足り、以て自ら言ふに足る。人師友、森然として目に在り。

字通「詞」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android