認定医承認制度(読み)にんていいしょうにんせいど

百科事典マイペディアの解説

認定医承認制度【にんていいしょうにんせいど】

診療科ごとの専門医を定める制度のこと。日本では医師免許があれば〈外科〉〈内科〉など,どんな看板を掲げて診療してもよいことになっている。しかし,医学の進歩によって専門化が進み,1人の医師がすべての診療科をカバーすることは現実的には不可能となっている。このため,患者側も専門知識と経験の豊富な専門医の受診を希望するようになり,新たな医師の選択基準が必要となってきた。 こうした要望に応えるため,学会認定医制協議会(議長・酒井紀(おさむ)東京慈恵医大名誉教授)は1998年1月,日本医師会,日本医学会と協力して,専門医認定の統一ガイドラインを作成した。これまでにも個別の学会での認定医の制度はあったが,1人の医師が複数の学会の専門医になっているケースも多く,学会によって呼称がまちまちで認定基準も統一されていなかった。 新ガイドラインによると,たとえば心臓外科の専門医の認定を申請するには,医師国家試験合格後,外科医として8年間の経験のほか,手術の執刀医として50例以上,第一助手として50例以上の実績が必要になる。 なお,米国では医学部を卒業しただけでは一般医という資格しかなく,その後専門分野で6年程度のレジデント(研修医)期間を経て専門医として認められる。
→関連項目ペインクリニック

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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