デジタル大辞泉 「了」の意味・読み・例文・類語
りょう〔レウ〕【了】
[類語]終わり・最後・おしまい・終了・完了・完結・終結・

(もつれ)るなり。子の臂(ひぢ)無きに從ふ。象形」とし、子の両臂のない形とする。
(りよう)十下には「行くに脛相ひ
はるなり」とし、「牛の行脚相ひ
はるを
と爲す」という。〔段注〕にその文を後人箋注の文とし、今の俗語に「了
(れうれい)」という語であるとする。了戻は繚戻(りようれい)、了は象形。繚がその意の形声字である。了はおそらく糸のもつれる形、ゆえに終結の意となる。
(終)の初文は
(冬)。卜文・金文の字形では、糸の両糸の末端を結びとめた形である。了解・分明の意は
(りよう)の仮借。
(りよう)は燎火の象。衣服のだらりと下がる形は了鳥、男子の陰茎を了というのは、その形よりしていう。
と通じ、あきらか、さとる、わかる。
(けつけつ)は
(けん)なり」の〔郭璞注〕に「井中の小
(きつけつ)、赤蟲なり」とあって、
がその声である。孑遺(げつい)の義は
(げつ)、ひこばえの義でその仮借。また
(げつ)は
(げつ)、
はもと孑の声をとる字であろう。
・撩・料ly
は同声。了は糸のもつれる形。繚はその形声字。
は
(
火、
は庭燎の象形字)に従って、明慧の意。料は料理、撩と声義通じ、〔説文〕十二上に「撩は理なり」とみえる。出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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