デジタル大辞泉 「了」の意味・読み・例文・類語 りょう〔レウ〕【了】 終わること。論文や小説などの終わりに用いる。「この項、了」[類語]終わり・最後・おしまい・終了・完了・完結・終結・終焉しゅうえん・終末・果てし・幕切れ・閉幕・幕・打ち止め・ちょん・完かん・ジエンド・終わりを告げる・終止符を打つ・ピリオドを打つ・ちょんになる・終しまい・最終・結末・結び・締め括くくり・結尾・末尾・掉尾とうび・ちょうび・終局・終幕・大詰め・土壇場どたんば・どん詰まり・末すえ・ラスト・エンディング・フィニッシュ・フィナーレ りょう【了】[漢字項目] [常用漢字] [音]リョウ(レウ)(呉)(漢) [訓]おわる おえる さとる1 終わりになる。けりがつく。…してしまう。「完了・議了・校了・修了・終了・投了・読了・満了・未了・魅了」2 はっきりとさとる。「了悟・了得」3 明らか。「了然・了了/明了」4 (「諒」の代用字)もっともだと思う。「了解・了察・了承」[名のり]あき・あきら・お・さだ・さと・すみ・のり[難読]和了ホーラ・完了ワンラ 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
普及版 字通 「了」の読み・字形・画数・意味 了常用漢字 2画 [字音] リョウ(レウ)[字訓] もつれる・おわる・さとる・あきらか[説文解字] [字形] 象形ものをねじる形。〔説文〕十四下に「(もつれ)るなり。子の臂(ひぢ)無きに從ふ。象形」とし、子の両臂のない形とする。(りよう)十下には「行くに脛相ひはるなり」とし、「牛の行脚相ひはるをと爲す」という。〔段注〕にその文を後人箋注の文とし、今の俗語に「了(れうれい)」という語であるとする。了戻は繚戻(りようれい)、了は象形。繚がその意の形声字である。了はおそらく糸のもつれる形、ゆえに終結の意となる。(終)の初文は(冬)。卜文・金文の字形では、糸の両糸の末端を結びとめた形である。了解・分明の意は(りよう)の仮借。(りよう)は燎火の象。衣服のだらりと下がる形は了鳥、男子の陰茎を了というのは、その形よりしていう。[訓義]1. もつれる、たれる。2. おわる。3. と通じ、あきらか、さとる、わかる。4. だらりとたれる、たれたもの。[古辞書の訓]〔名義抄〕了 ヲハル・ツヒニ・アキラカナリ・サトル・ヤム[部首]〔説文〕に子の左臂、右臂を欠く字をあげるが、その字は連文にしてぼうふらをいい、その象形。〔広雅、釈虫〕「孑(けつけつ)は(けん)なり」の〔郭璞注〕に「井中の小(きつけつ)、赤蟲なり」とあって、がその声である。孑遺(げつい)の義は(げつ)、ひこばえの義でその仮借。また(げつ)は(げつ)、はもと孑の声をとる字であろう。[語系]了・繚・・撩・料lyは同声。了は糸のもつれる形。繚はその形声字。は(火、は庭燎の象形字)に従って、明慧の意。料は料理、撩と声義通じ、〔説文〕十二上に「撩は理なり」とみえる。[熟語]了意▶・了飲▶・了解▶・了完▶・了却▶・了慧▶・了結▶・了語▶・了悟▶・了察▶・了事▶・了承▶・了然▶・了脱▶・了知▶・了鳥▶・了徹▶・了当▶・了得▶・了畢▶・了了▶・了戻▶・了劣▶[下接語]閲了・解了・完了・議了・暁了・結了・校了・事了・修了・終了・到了・読了・飯了・分了・弁了・忘了・満了・未了・魅了・明了 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報 Sponserd by