諸夏(読み)ショカ

デジタル大辞泉 「諸夏」の意味・読み・例文・類語

しょ‐か【諸夏】

古く中国で、四方夷狄いてきに対して、中国本土、またそこの諸侯の国々をいう語。

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精選版 日本国語大辞典 「諸夏」の意味・読み・例文・類語

しょ‐か【諸夏】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「夏」は大きい、さかんの意 )
  2. 古く、四方の夷狄(いてき)に対して、中国の中心地域、その国々をいう。転じて、都をいう。〔日葡辞書(1603‐04)〕 〔論語八佾
  3. ( 転じて ) 日本の諸侯。
    1. [初出の実例]「頃年以来諸夏不静、灾異発呈」(出典:玉葉和歌集‐養和元年(1181)二月八日)

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普及版 字通 「諸夏」の読み・字形・画数・意味

【諸夏】しよか

中華諸国。〔公羊伝、成十五年〕春秋は其の國をとして夏を外とし、夏をとして夷狄を外とす。~曷爲(なんす)れぞ外の辭を以て之れを言ふ。きより始むるを言ふなり。

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