貫属(読み)カンゾク

デジタル大辞泉 「貫属」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぞく〔クワン‐〕【貫属】

戸籍のある土地本籍地。→貫籍かんじゃく
明治時代、その人がある地方自治体管轄に属すること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「貫属」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぞくクヮン‥【貫属】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「貫」は戸籍の意 )
  2. 戸籍のある土地。本籍地。→貫籍(かんじゃく)。〔令義解(718)〕〔白居易新楽府・新豊折臂翁〕
  3. 地方自治体の管轄に属すること。
    1. [初出の実例]「東京府貫属(クンゾク)中の人当春より今秋に至り百十余名活計の目途をなし」(出典新聞雑誌‐一四号・明治四年(1871)九月)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「貫属」の読み・字形・画数・意味

【貫属】かんぞく

本籍地。

字通「貫」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android