貴公様(読み)きこうさま

精選版 日本国語大辞典 「貴公様」の意味・読み・例文・類語

きこう‐さま【貴公様】

  1. 〘 代名詞詞 〙 ( 「さま」は接尾語 ) 対称武家目上男性を敬って用いる。「貴公」より敬意が高く、多く書簡文に用いた。〔ロドリゲス日本大文典(1604‐08)〕
    1. [初出の実例]「此方三人の者は貴公様の事微塵影にても日向にても悪敷(あしく)申したる事なし」(出典浮世草子武道伝来記(1687)六)

きこう‐さん【貴公様】

  1. 〘 代名詞詞 〙 ( 「きこうさま(貴公様)」の変化した語 ) 対称。相手の男性を敬っていうのに用いる。特に、江戸新吉原で遊女初会の客などを改まって呼ぶのに用いられることがあった。
    1. [初出の実例]「はやり言葉もあぢなものだ。〈略〉此ごろのはやりは扇屋のきかふさん」(出典:洒落本・通言総籬(1787)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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