精選版 日本国語大辞典 「質券」の意味・読み・例文・類語
しち‐けん【質券】
〘名〙
※高野山文書‐弘安六年(1283)二月一一日・僧五郎利銭借券「任二質券旨一、限二永代一奉二光御前流一、無二他妨一可レ令二知行給一之状如レ件」
② (多く「質券に入る」と熟して) 質に入れること。質契約を結ぶこと。
※吾妻鏡‐宝治二年(1248)七月一〇日「雑務条条有二其沙汰一、教経等勘申云、所謂父祖入二所領於質券一、不レ致レ弁令二死去一之時、令レ譲二与後家并子息一畢」
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