赤手(読み)セキシュ

デジタル大辞泉 「赤手」の意味・読み・例文・類語

せき‐しゅ【赤手】

手に何も持っていないこと。何の武器も持たないこと。すで。からて。
「敵の重囲うちに―を以て我が母を救うの決心勇気」〈木下尚江良人の自白

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精選版 日本国語大辞典 「赤手」の意味・読み・例文・類語

せき‐しゅ【赤手】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「赤」はむき出しの意 ) 手に何も持たないこと。なんの武器もないこと。素手(すで)空手(からて)徒手(としゅ)
    1. [初出の実例]「長竿径欲鰲頭掣、赤手終難虎穴探」(出典空華集(1359‐68頃)八・送雨華厳遊関寺)
    2. 「或は時宜に由り赤手(セキシュ)を以て之を捕るも妨あることなし」(出典:文明論概略(1875)〈福沢諭吉〉一)
    3. [その他の文献]〔蘇軾‐送范純粋守慶州詩〕

あか‐で【赤手】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 赤い色をした手。
  3. 手に何も持っていないこと。また、その手。素手。徒手。赤手(せきしゅ)
    1. [初出の実例]「さても有がたやと、見る人きく人、あか手のかわをすりておがまぬものはなかりけるとなり」(出典:咄本・一休咄(1668)三)
  4. たくましくがんじょうな手。
    1. [初出の実例]「猶も奇特を見せ給へと、あかでの骨法摺り剥(む)き摺り剥き」(出典:歌謡・松の葉(1703)四)

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普及版 字通 「赤手」の読み・字形・画数・意味

【赤手】せきしゆ

徒手。

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