赤瀬川隼(読み)アカセガワシュン

デジタル大辞泉 「赤瀬川隼」の意味・読み・例文・類語

あかせがわ‐しゅん〔あかせがは‐〕【赤瀬川隼】

[1931~2015]小説家三重の生まれ。本名隼彦はやひこ。小説家・美術家である赤瀬川原平げんぺいの兄。銀行員などを経て作家活動に入る。「白球残映」で直木賞受賞。特に野球小説に健筆をふるう。他に「球は転々宇宙間」「潮もかなひぬ」「ホモ・アピアランス」など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「赤瀬川隼」の意味・わかりやすい解説

赤瀬川隼【あかせがわしゅん】

小説家。三重県四日市生まれ。本名赤瀬川隼彦。父親転勤で,名古屋・横浜・芦屋門司大分各地を転々とし,大分第一高等学校(現大分県立大分上野丘高等学校)卒業。住友銀行などに勤務した後,1983年《球は転々宇宙間》で吉川英治文学新人賞を受賞し作家として認められる。《白球残映》(1995年)で第113回直木賞受賞。《一塁手の生還》等野球を主題とした小説を多く手がけた。作家・美術家の赤瀬川原平尾辻克彦)は実弟

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「赤瀬川隼」の解説

赤瀬川隼 あかせがわ-しゅん

1931-2015 昭和後期-平成時代の小説家。
昭和6年11月5日生まれ。赤瀬川原平の兄。銀行員などをへて文筆業に転じる。昭和58年近未来野球小説「球は転々宇宙間」で吉川英治文学新人賞。平成7年「白球残映」で直木賞。恋愛小説歴史小説も手がけた。平成27年1月26日死去。83歳。三重県出身。大分第一高(現・大分上野丘高)卒。本名は隼彦(はやひこ)。作品はほかに「潮もかなひぬ」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「赤瀬川隼」の解説

赤瀬川 隼 (あかせがわ しゅん)

生年月日:1931年11月5日
昭和時代;平成時代の作家

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android