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走狗 ソウク

デジタル大辞泉の解説

そう‐く【走×狗】

狩猟の際、鳥や獣を追い立てるのに使われる犬。転じて、人の手先に使われる者。「社長派の走狗」「狡兎(こうと)死して走狗烹(に)らる」
[補説]書名別項。→走狗

そうく【走狗】[書名]

古川薫の短編の歴史小説、および同作を表題作とする小説集。作品は昭和40年(1965)、同人誌「午後」に掲載。直木賞候補作となる。作品集は昭和42年(1967)の刊行。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

そうく【走狗】

鳥や獣などを追う猟犬。
他人の手先となって追い使われる者。 「権力の-となる」 ⇒ 狡兎こうと死して走狗そうくらる(「狡兎」の句項目)

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の走狗の言及

【イヌ(犬)】より

…同地域に,犬が大昔天上から稲などの種を尾につけて海を泳ぎ渡り初めて地上の人類に将来したという伝説も広く分布し,新米の飯をまず犬にささげる風習も一部に残っている。主人に報恩する義犬の伝説が多く伝わっている反面,主人に取り入る,主人の威を借る卑しい畜生という悪いイメージも一般にもたれ,手先や下劣なやつを意味する〈走狗〉〈狗腿子〉〈狗蛋〉など罵語によく使われる。【鈴木 健之】
[神話]
 世界の神話に現れる犬の中でも,とくに際だっているのはギリシア神話の冥府の番犬ケルベロスである。…

【賭博】より

…これは古代中国でもっとも好まれた盤上遊戯であって,すでに春秋時代には遊ばれていたらしく,《論語》に〈博奕(奕は囲碁のたぐいという)みたいなものでも何もせぬよりましだ〉という孔子の言葉が記録されており,《韓非子》にも〈儒者は博をしない〉とみえ,のちに〈博〉または〈博奕〉が賭けごとの代名詞になったのは,上述の〈賭博〉の語が示すとおりである。というのも,勝敗の分かれる遊戯にはすべて賭博性があるからで,ほかに闘鶏,闘蟋蟀(しつしゆつ)(コオロギの闘戯),走狗(そうく)(ドッグレース),樗蒲(ちよぼ)(ばくち)などはいわずもがな,投壺(とうこ)(矢投げ),囲碁(),象戯(しようぎ)(中国式の将棋),双陸(すごろく),握槊(あくさく)(すごろくの一種)などにも金品が賭けられることがあった。賭博の弊害についてはつとに三国呉の韋昭が《博奕論》のなかで嘆いており,歴代の王朝もしばしば禁令を出したけれども,クビになった役人があとを絶たなかったのは,賭博のもつ魔性のゆえであろう。…

※「走狗」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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