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超越論的 チョウエツロンテキ

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デジタル大辞泉の解説

ちょうえつろん‐てき〔テウヱツロン‐〕【超越論的】

[形動]先験的

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大辞林 第三版の解説

ちょうえつろんてき【超越論的】

( 形動 ) 〔ドイツ transzendental〕
〘哲〙
カントの批判主義における根本概念。さまざまな経験が可能となり構成される根拠・条件にかかわるさま。「先天的」とは異なり、先天的認識がいかに可能かを問題とする認識についていう。先験的。
フッサールの現象学では、超越的に与えられる実在の本質を判断中止したのちの純粋意識の領域に関するさまをいう。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

超越論的
ちょうえつろんてき
transzendentalドイツ語

本来「超越」に由来する語で、中世のスコラ哲学では、「一」とか「真」とか「善」は、個々の述語やカテゴリーを超えた超越論的概念transzendentaliaとされ、ドゥンス・スコトゥスはそのなかでも「存在」がもっとも普遍的で根源的な超越論的概念であるとした。
 ところで、「超越論的」という語にそれまでとまったく異なった特殊な意義を与えたのがカントであって、カントは、経験的事物の認識ではなくて、そうした事物の認識を可能にする条件についての認識を超越論的とよび、経験の対象とはならない理念についての思弁的な超越的(もしくは超絶的transzendent)認識から区別した。つまり「超越論的」とは、経験を越えて、経験に先だって経験の成立条件を問う際に成立する認識という意味であり、その意味をくんで「先験的」と訳されることもある。[宇都宮芳明]

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