輪王(読み)リンオウ

デジタル大辞泉 「輪王」の意味・読み・例文・類語

りん‐おう〔‐ワウ〕【輪王】

転輪王てんりんおう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「輪王」の意味・読み・例文・類語

りん‐おう‥ワウ【輪王】

  1. ( 「転輪王」「転輪聖王」の略。連声で「りんのう」とも ) 仏語。身に三十二相を備え、武力によらず正義によって、感得した輪宝を回転させて四方の世界を治めるという理想帝王。輪宝の種類により金輪王銀輪王銅輪王鉄輪王四王が立てられる。
    1. [初出の実例]「聖主陛下、仁超飛帝、徳駕輪王」(出典続日本後紀‐嘉祥二年(849)一二月丙戌)

りん‐のう‥ワウ【輪王】

  1. ( 「りんおう」の連声 ) ⇒りんおう(輪王)

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世界大百科事典(旧版)内の輪王の言及

【転輪聖王】より

…古代インドの伝記上の理想的帝王のこと。単に転輪王または輪王ともいう。この王が世に現れるときには天の車輪が出現し,王はその先導のもとに武力を用いずに全世界を平定するとされるところから,この名がある。…

※「輪王」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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