日本歴史地名大系 「轟神社」の解説 轟神社とどろきじんじや 徳島県:海部郡海南町平井村轟神社[現在地名]海南町平井王余魚(かれい)谷に鎮座。旧村社。祭神は水波女命・国狭土命・大山祇命。天正一九年(一五九一)吉祥院興栄の創建と伝える。近くの轟ノ滝は四国一の瀑布で、王余魚谷(かれいだに)川にある無数の滝、俗に轟九九滝といわれる滝の総称であるが、「阿波名所図会」では轟滝がかれい滝ともいわれ、「上に水分岩さしいで、千丈の巌両方より立ちかこひ、屏風をまるくたてたるごとし」と紹介している。また奥山で伐採された材木をこの滝から落し,大川へ流すという。「阿波志」に轟祠とあり。「瀑布の側にあり。即ち竜祠。王余魚滝明神と称す(中略)村民至りて雨を乞ふ。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by