追奪(読み)ツイダツ

デジタル大辞泉 「追奪」の意味・読み・例文・類語

つい‐だつ【追奪】

[名](スル)
死後、その人の生前官位称号などを取り上げること。
いったん他人権利に属したものを、自己真正の権利者であることを主張して取り戻すこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「追奪」の意味・読み・例文・類語

つい‐だつ【追奪】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 追いかけてうばいとること。
  3. 死後に、その人の生前の官位などをとりあげること。
    1. [初出の実例]「推問得実、決杖一百追奪位記、却還本色」(出典:続日本紀‐神亀五年(728)三月甲子)
    2. [その他の文献]〔明律‐名例律〕
  4. いったん他人の権利に属したものを、自己の権利を主張して回復すること。
    1. [初出の実例]「受遺者が追奪を受けたるときは」(出典:民法(明治二九年)(1896)一一〇〇条)

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普及版 字通 「追奪」の読み・字形・画数・意味

【追奪】ついだつ

死後に剝奪する。

字通「追」の項目を見る

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