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退隠(読み)タイイン

デジタル大辞泉 「退隠」の意味・読み・例文・類語

たい‐いん【退隠】

[名](スル)職を退き、暇な身分となること。
社会から―したと同様の今の父に」〈漱石行人

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「退隠」の意味・読み・例文・類語

たい‐いん【退隠】

  1. 〘 名詞 〙 官途または世間仕事から退いてひまな身になること。隠退。
    1. [初出の実例]「晩年摂州妙法寺の住持となり、後退隠して大坂の東郊円珠菴に住す」(出典:随筆・文会雑記(1782)三)
    2. [その他の文献]〔史記‐楽毅伝〕

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普及版 字通 「退隠」の読み・字形・画数・意味

【退隠】たいいん

世を退く。〔史記、楽毅伝〕紂(ちう)の時、箕子(きし)用ひられず、~容(しやうよう)せず。~二子隱す。故に紂、暴の累をひ、二子は忠の名を失はず。何となれば、其の憂患を盡せばなり。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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