逆火(読み)サカビ(英語表記)backfire

翻訳|backfire

デジタル大辞泉 「逆火」の意味・読み・例文・類語

さか‐び【逆火】

内燃機関で、弁の開閉時期や点火時期の不整のために、気筒から吸気管気化器などへ炎が逆流すること。ぎゃっか。バックファイア

ぎゃっ‐か〔ギヤククワ〕【逆火】

さかび(逆火)

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精選版 日本国語大辞典 「逆火」の意味・読み・例文・類語

ぎゃっ‐かギャククヮ【逆火】

  1. 〘 名詞 〙 火炎帯が爆鳴気体の上流方向にまで進行する現象。爆鳴気体の流速より燃焼速度が速い場合に起こる。バーナーなどでは筒の中まで炎が進入し、内燃機関などではシリンダーから吸気管、気化器の方に逆行することがある。バックファイア。

さか‐び【逆火】

  1. 〘 名詞 〙バックファイア

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「逆火」の意味・わかりやすい解説

逆火
ぎゃっか
backfire

煽火 (せんか) と反対の現象で,ガスの噴出速度よりも燃焼速度が速くなるか,燃焼速度は一定でも噴出速度が遅くなるかして,炎がバーナーに戻る現象をいう。原因として次のことが考えられる。 (1) 供給ガスの燃焼速度が速くなる,(2) 供給ガスの圧力が異常に低下したり,ノズル (噴出口) やコック (栓) などが詰ってガス量が極端に少くなる,(3) 1次空気のダンパー (空気調節器) が開きすぎて1次空気の吸収が多くなりすぎ,混合ガスの燃焼速度が速くなる,(4) バーナー部分が高温になり,そこを通るガスの温度が高くなって燃焼速度が速くなる,(5) バーナーが古くなり腐食によって炎孔が大きくなっている。

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