通観(読み)ツウカン

デジタル大辞泉 「通観」の意味・読み・例文・類語

つう‐かん〔‐クワン〕【通観】

[名](スル)全体にわたってひととおり見渡すこと。「世界情勢通観する」
[類語]概観大観

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精選版 日本国語大辞典 「通観」の意味・読み・例文・類語

つう‐かん‥クヮン【通観】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) ひととおり目をとおすこと。全体を見わたすこと。通覧。概観。
    1. [初出の実例]「逐一に説明して通観せしむ」(出典:西洋聞見録(1869‐71)〈村田文夫〉前)
  3. 物の形質を感覚的にとらえた観念
    1. [初出の実例]「凡そ一種の感覚器に通じて、識得する所の形質の観念を、通観と云ふ」(出典:教育学(1882)〈伊沢修二〉二)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「通観」の解説

通観 つうがん

?-? 奈良時代の僧。
神亀(じんき)-天平(てんぴょう)(724-749)のころの人で,呪力をもつことで知られた。「万葉集」におさめられている歌2首の配列から大伴旅人(おおともの-たびと)と親交があったとおもわれる。

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普及版 字通 「通観」の読み・字形・画数・意味

【通観】つうかん

通覧する。

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