デジタル大辞泉
「進上」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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しん‐じょう‥ジャウ【進上】
- 〘 名詞 〙
- ① たてまつること。さしあげること。献上。進呈。贈呈。
- [初出の実例]「砂金一千両、富士の綿二千両、法皇へ進上せらる」(出典:平家物語(13C前)三)
- 「かねて申せし物わが君へ奉れと申ければ、佐藤の家に伝はれる重代の太刀をしん上す」(出典:義経記(室町中か)八)
- [その他の文献]〔宋史‐太宗賢妃〕
- ② 目上の人にさし出す書状などの上書(うわがき)に書いて敬意を表する語。
- [初出の実例]「天平元年十月七日附レ使進上」(出典:万葉集(8C後)五・八一一・左詞文)
- 「添へたる立文(たてぶみ)には、解文のやうにて、進上、餠餤一色、例に依て進上如件」(出典:枕草子(10C終)一三三)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「進上」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の進上の言及
【上所】より
…書札(手紙)または書札様文書において,宛名の上に,相手を尊敬して書く語句のこと。すでに奈良時代から,謹上,謹状,謹進上,謹奉,謹通,敬上,奉,上,通などが用いられているが,謹上がもっとも多い。平安時代になると,目上の人に対しては進上,同輩に対しては謹上というように,用いる文字がある程度定まってきた。…
※「進上」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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