デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「道寂」の解説 道寂(2) どうじゃく ?-1147 平安時代後期の僧。蓄財に熱心だったが,発心して大和(奈良県)長谷(はせ)寺に参籠(さんろう)。夢のお告げで出家し,のち元興(がんごう)寺で座禅と念仏の日をおくる。その後眉間(みけん)寺にうつり,梵鐘を三つ鋳造させて東大寺,長谷寺,金峰山(きんぶせん)寺に奉納した。久安3年12月死去。伊賀(いが)(三重県)出身。 道寂(1) どうじゃく ?-? 平安時代中期-後期の僧。天台宗。関白藤原頼通(よりみち)につかえ,少外記(しょうげき)となるが,突然出家をこころざし比叡(ひえい)山にのぼる。五部大乗経を書写して首楞厳院(しゅりょうごんいん)におさめた。のち無動寺にはいる。寛治(かんじ)(1087-94)のころ死去。俗姓は中原。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by