(読み)イク

普及版 字通 「郁」の読み・字形・画数・意味


人名用漢字 9画

[字音] イク(ヰク)
[字訓] うつくしい

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(有)(ゆう)。もと地名。〔説文〕六下に「右扶風郁夷なり」という。(いく)・(いく)と通用し、その義に用いる。

[訓義]
1. うつくしい、あや。
2. さかん、かぐわしい。
3. あたたかい。以上すべて通用の義。
4. 地名。

[古辞書の訓]
名義抄〕郁 サカ(リ)ナリ・アキラ(カ)ナリ・タスク/郁々 マダラカナリ/郁子 ムベ

[語系]
郁・iukは同声。・鬱iut、iun、(苑)iuanと声近く、茂盛・あたたかの意がある。

[熟語]
郁靄・郁夷・郁・郁郁郁然郁馥郁氛郁文郁穆郁烈
[下接語]
鬱郁・淑郁・郁・馥郁郁・紛郁芳郁

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む