馥郁(読み)フクイク

精選版 日本国語大辞典 「馥郁」の意味・読み・例文・類語

ふく‐いく【馥郁】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 香気の盛んにかおるさま。よいかおりのいっぱいに漂っているさま。
    1. [初出の実例]「萃万気之馥郁者。所以旌天地之精」(出典異制庭訓往来(14C中))
    2. [その他の文献]〔陳樵‐雨香亭詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「馥郁」の読み・字形・画数・意味

【馥郁】ふくいく(ゐく)

香気がただようさま。唐・斉己州新秋、病起雑題十五首、庭蓮を見る〕詩 開きし時、馥郁たるを聞き 枕上、正に纏綿(てんめん)たり

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