コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

郡内藩 ぐんないはん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

郡内藩
ぐんないはん

谷村 (やむら) 藩ともいう。江戸時代甲斐国 (山梨県) 都留 (つる) 郡を領有した藩。天正 10 (1582) 年鳥居元忠が入封。次いで寛永1 (1624) 年鳥居成次が3万 5000石で就封。同 10年秋元氏が1万 8000石。宝永1 (1704) 年,秋元氏の転出後除封,廃藩

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

郡内藩
ぐんないはん

江戸中期まで甲斐(かい)国(山梨県)都留(つる)郡(郡内領)を領有した譜代(ふだい)小藩。谷村(やむら)藩とも称する。1601年(慶長6)鳥居成次(とりいなりつぐ)が関ヶ原の戦いの功によって、郡内に1万8000石を与えられ谷村城主となったのが初め。次代成信(なりのぶ)(忠房(ただふさ))のとき除封となり、33年(寛永10)上野(こうずけ)国(群馬県)惣社(そうじゃ)から秋元泰朝(やすとも)が入封し、富朝(とみとも)、喬知(たかとも)と3代にわたり在封。この間、殖産政策として行った新田開発や郡内絹の振興策は、とくに元禄(げんろく)期(1688~1704)以降の郡内織発展の端緒となったが、寛文(かんぶん)検地(1669)による打ち出しと収奪の強化により1681年(天和1)百姓一揆(いっき)(越訴(おっそ))を引き起こしている。喬知はその後加増され、若年寄から老中に昇進したが、1704年(宝永1)武蔵(むさし)国(埼玉県)川越(かわごえ)に移封されて廃藩となった。[飯田文弥]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

郡内藩の関連キーワード都留(市)谷村藩谷村