デジタル大辞泉 「酔生夢死」の意味・読み・例文・類語 すいせい‐むし【酔生夢死】 《「程子語録」から》酒に酔ったような、また夢を見ているような心地で、なすところもなくぼんやりと一生を終わること。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「酔生夢死」の意味・読み・例文・類語 すいせい‐むし【酔生夢死】 〘 名詞 〙 何もなすことなく一生を無為に過ごすこと。すいせいぼうし。[初出の実例]「人生而至二百歳一、而有下不レ知二其来去之道一、酔生夢死、同二禽獣一者上」(出典:艸山集(1674)二四・十楽詩)「禽獣にも均しき自己満足を楽しみて酔生夢死の境涯に終る人物なり」(出典:現実暴露の悲哀(1908)〈長谷川天渓〉六)[その他の文献]〔程子語録〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
四字熟語を知る辞典 「酔生夢死」の解説 酔生夢死 何もなすことなく一生を無為に過ごすこと。 [使用例] 漢学者のいう酔生夢死というような生涯を送ってしまうのが残念である[森鷗外*妄想|1911] [使用例] 朝から晩までくる日もくる日も女のことにだけ夢中になって酔生夢死したいものだと[開高健*青い月曜日|1965~67] [解説] 才が高く智が明らかな人でさえも、誤った見聞にとらわれて、一生を酒に酔ったり夢を見ているような心地で無自覚のうちに過ごしてしまっている、という「小学―嘉言」の文による語。「すいせいぼうし」とも読みます。 出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報