野性的(読み)ヤセイテキ

デジタル大辞泉 「野性的」の意味・読み・例文・類語

やせい‐てき【野性的】

[形動]野性を感じさせるさま。粗野であるが生命力に満ちているさま。「野性的風貌ふうぼう
[類語]粗野乱暴荒っぽい荒荒しいがさつ野蛮手荒粗暴蛮カラ手荒い荒いがらっぱち荒気ない

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「野性的」の意味・読み・例文・類語

やせい‐てき【野性的】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 人工によらないで、自然のままであるさま。特に、人間が、動物本来の本能をはたらかせたりむき出しにしたりするさま。粗野なさま。また、粗野ではあるが活動的であるさま。
    1. [初出の実例]「けれども考へた結果を野性的(ヤセイテキ)に能く感じてゐた」(出典道草(1915)〈夏目漱石〉七一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android