野溝勝(読み)のみぞ まさる

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「野溝勝」の解説

野溝勝 のみぞ-まさる

1898-1978 昭和時代政治家
明治31年11月15日生まれ。農民運動,労働運動に従事し,大正15年社会民衆党の創立参加。昭和12年衆議院議員(当選3回)。戦後,社会党結成に参加し,芦田(あしだ)内閣国務相。25年参議院議員(当選3回)。34年全日本農民組合連合会初代会長。昭和53年8月22日死去。79歳。長野県出身。法大中退。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の野溝勝の言及

【日農】より

…41年まで存続。(3)戦後の全国的単一農民組合 1946年2月,全国的農民組織として結成され,会長須永好,主事野溝勝,顧問賀川豊彦,片山哲,杉山元治郎で発足した。農地改革の根本的改革,食糧供出制の強権発動阻止を中心課題として急速に発展し,組織人員は創立時10万~15万人といわれ,47年6月には129万人に拡大した。…

【農民運動】より

…この間,反独占要求である税金闘争なども取り上げられ,運動の発展が模索されたが,組織上の方針をめぐる対立が深まり,分裂・抗争を繰り返した。47年の日農第2回大会で右派の平野力三が脱退し,ついで49年4月には統一派(黒田寿男)と主体性派(野溝勝)に2分した。さらに52年には主体性派から新農村建設派が分裂し,農民戦線は混迷を深めた。…

※「野溝勝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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