野竹(読み)ノダケ

デジタル大辞泉 「野竹」の意味・読み・例文・類語

の‐だけ【野竹/土帰】

セリ科多年草山野に生え、高さ約1.5メートル。葉は羽状複葉で、基部は茎を抱く。秋、紫黒色多数小花を密につける。根を漢方解熱鎮痛去痰きょたん薬に用いる。のぜり。

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精選版 日本国語大辞典 「野竹」の意味・読み・例文・類語

の‐だけ【野竹】

  1. 〘 名詞 〙 セリ科の多年草。関東以西、四国、九州の山野に生える。高さ一~二メートル。葉は羽状複葉で二~三回分裂する。小葉は卵形ないし披針形、基部は翼になり縁に鋸歯(きょし)がある。葉柄紫色を帯び、基部はさや状に広がって茎を抱く。秋、ごく小さな暗紫色の五弁花を、多数茎上部の複散形花序につける。果実は扁平な楕円形で広い翼がある。根を解熱・腹痛鎮咳袪痰(きょたん)薬に用いる。漢名、前胡、土当帰。のぜり。
    1. [初出の実例]「さあらさら野竹もわかいげんき哉」(出典:俳諧・文政句帖‐六年(1823)一二月)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「野竹」の解説

野竹 (ノダケ)

学名Angelica decursiva
植物。セリ科の多年草,薬用植物

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