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野筋 ノスジ

デジタル大辞泉の解説

の‐すじ〔‐すぢ〕【野筋】

野の道筋を模して庭に設けた道。
几帳(きちょう)や壁代(かべしろ)の幅(の)ごとに中央に垂らす、装飾を兼ねたひも。

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世界大百科事典 第2版の解説

のすじ【野筋】

平安時代からの庭園用語で,低い盛土でゆるやかな起伏をつけた小丘をいう。築山の裾のなだらかな部分をさすこともある。野辺のなごやかな景色を庭に写そうとした王朝貴族好みの意匠で,前栽(せんざい)として桔梗(ききよう),女郎花(おみなえし),野菊のような野の草花を移し植えた。《作庭記》には枯山水(かれさんすい)様の一つとして,野筋に取り付けて石を配する形式をあげている。しかし室町時代の庭園秘伝書《山水幷野形図(せんずいならびにのがたのず)》には,野筋はただ山の風情でしいて石を立てず,木草を植えて野山の趣をあらわすものと述べており,時代により若干,感覚的に差のあることがわかる。

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大辞林 第三版の解説

のすじ【野筋】

日本庭園で、勾配のゆるやかな低い築山とその道をいう。
几帳きちようなどの、幅ごとに付いている、装飾を兼ねた留めひも。

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