金台(読み)きんだい

精選版 日本国語大辞典 「金台」の意味・読み・例文・類語

きん‐だい【金台】

〘名〙
① 金で飾った台閣。また、美しい高楼
経国集(827)一四・奉試賦得照瞻鏡〈小野春郷〉「玉匣池深朝気徹。金台水冷夜陰甲」 〔王禹偁‐還揚州許書記家集詩〕
天子などのすわる席。〔布令字弁(1868‐72)〕
細工などで、金を地金とすること。また、そのもの。
野分(1907)〈夏目漱石〉九「金台(キンダイ)深紅七宝を鏤(ちりば)めたヌーボー式の簪」

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デジタル大辞泉 「金台」の意味・読み・例文・類語

きん‐だい【金台】

細工物で、金を地金とすること。また、そのもの。「金台指輪
金で飾った高楼。美しい高楼。

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普及版 字通 「金台」の読み・字形・画数・意味

【金台】きんだい

黄金の台。〔水経注、河水一〕崑崙山咸陽を去ること三十六里、上に三角面り、方廣里。~~上に金臺玉闕り。亦た元氣の合する、天君の治むるるの處なり。

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