20世紀日本人名事典 「金子有道」の解説 金子 有道カネコ アリミチ 明治〜昭和期の歌人,男爵,神官 貴院議員。 生年明治2年8月29日(1869年) 没年昭和13(1938)年3月18日 出生地石見国安濃郡川合村(島根県) 経歴代々物部神社の祠官。幼少より父の薫陶を受け、和歌に堪能であった。明治29年同神社禰宜となる。大正5年御歌所編纂部に入り、「明治天皇御集」「昭憲皇太后御集」の編集に従事。9年父が隠居し襲爵する。11年御歌所参候となり、歌会始奉行を2度、同講頌を9度務めた。14年から貴族院議員。また音楽を深く嗜み、糸竹会会員として雅楽に精通した。長年興風会幹事として貴族の子弟の歌道に尽力し、晩年は中央歌道会東京支部長とて民間歌道の発展にも貢献した。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「金子有道」の解説 金子有道 かねこ-ありみち 1869-1938 明治-昭和時代前期の歌人。明治2年8月29日生まれ。大正5年(1916)御歌所編纂(へんさん)部にはいり,「明治天皇御集」「昭憲皇太后御集」の編集に従事。11年御歌所参候となり,歌会始(うたかいはじめ)奉行を2度,同講頌(こうしょう)を9度つとめた。貴族院議員。昭和13年3月18日死去。70歳。石見(いわみ)(島根県)出身。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by