知恵蔵の解説
(岩井克己 朝日新聞記者 / 2007年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
(岩井克己 朝日新聞記者 / 2007年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
禁裏和歌御会始(きんりわかごかいはじめ)として、すでに14世紀なかば(南北朝時代)の公卿(くぎょう)日記に記されているが、その始めは明らかでない。歌会が行事化され、宮中、公卿家などにおいて毎月行われる月次(つきなみ)歌会が普遍化した時代に、その年に初めて催される正月の月次歌会を御会始(ごかいはじめ)(宮中)、会始(公卿家など)とよぶようになったのであろう。天皇出席のもとに宮中で行われる和歌御会始については、14世紀後半には、出題・読師(とくじ)(詠歌を整理し、講師(こうじ)に渡す)・講師(歌を読みあげる)・講頌(こうしょう)(講師の読みあげたあと合唱する)などの諸役、参仕の人の範囲、当日の施設・服装・式次第などが定まり、これを故実として江戸末期まで続いた。
現行の歌会始は、古式に準じて1869年(明治2)正月以来毎年行われるのが例である。72年に一般国民の詠進が許され、79年から撰歌(せんか)の制度がつくられた。1946年(昭和21)までは宮内省御歌所(おうたどころ)の寄人(よりゅうど)が撰歌にあたったが、その年御歌所が廃止となり、翌年からは民間歌人5名前後が臨時に撰者となるようになった。天皇御製、皇后・成年皇族の御歌のほか、各界からの召歌(めしうた)1名、一般からの撰歌は10首前後、62年からはほかに10首余りの佳作歌も公表される。翌年の御題は当年の歌会始当日に公示され、詠進歌は平均3万余首に及び、在外邦人・外国人の詠進も多い。年内に撰歌され、御会は正月10日前後、天皇・皇后臨席のもとに預撰者も列席し、古式に準じ、預撰歌、撰者歌、召歌、皇族、皇太子妃、皇太子、皇后、御製の順に披講される。
[橋本不美男]
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
《「ノブレスオブリージュ」とも》身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという、欧米社会における基本的な道徳観。もとはフランスのことわざで「貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞...
12/21 デジタル大辞泉を更新
12/21 デジタル大辞泉プラスを更新
12/10 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/28 デジタル大辞泉を更新
10/28 デジタル大辞泉プラスを更新
10/27 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新