鈴鴨(読み)スズガモ

デジタル大辞泉 「鈴鴨」の意味・読み・例文・類語

すず‐がも【鈴×鴨】

カモ科の鳥。全長約45センチ。雄は頭部紫黒色背中白色に黒い虫食い状の模様がある。雌は頭部と背面褐色で、くちばしの付け根が白い。北半球に広く分布。日本には冬鳥として渡来し、河口海湾でみられる。

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精選版 日本国語大辞典 「鈴鴨」の意味・読み・例文・類語

すず‐がも【鈴鴨】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「すずかも」とも ) カモ科の鳥。全長約四五センチメートルの中形の海ガモ。雄の頭部・くびは緑色光沢を帯びた黒色、背面は白地に虫喰い状の黒い斑紋(はんもん)があり、体側から腹部は白く、尾は黒色。雌は雄の黒色部が褐色で、くちばしの基部に幅広い白色帯があり、俗に「はなじろはじろ」という。シベリア東部などで繁殖し、日本には一〇月中ごろ海岸や河口に渡来。貝・海草などを食べる。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「すすがもはてがひするまでなりぬればふりすててたつことはあらじな」(出典:親宗集(1182頃))
    2. [その他の文献]〔俳諧・毛吹草(1638)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「鈴鴨」の解説

鈴鴨 (スズガモ)

学名Aythya marila
動物。ガンカモ科の渡り鳥

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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