日本歴史地名大系 「銀札場跡」の解説
銀札場跡
ぎんさつばあと
鳥取城下に設けられた藩札の発行や金銀貨との交換などを行う役所で、札座ともよばれた。設置の時期は不明だが、延宝年間(一六七三―八一)以後とされる(藩史)。藩札はすべて銀高表示されたため、銀札とよばれた。延宝四年裏判吟味役高木彦右衛門が銀札場惣奉行に任じられ、初めて銀札が発行された(銀札場御法度)。この時の銀札場は
享保一六年(一七三一)一〇月再び銀札発行が企てられ、米子・倉吉とともに
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報