銀糸(読み)ギンシ

デジタル大辞泉 「銀糸」の意味・読み・例文・類語

ぎん‐し【銀糸】

銀色の糸。
銀箔ぎんぱく和紙にはりつけ細く切ってったり、銀箔を細く切って絹糸などの周囲に縒りつけたりしたもの。刺繍ししゅうなどの装飾用とする。

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精選版 日本国語大辞典 「銀糸」の意味・読み・例文・類語

ぎん‐し【銀糸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 銀色の糸。薄紙に銀箔(ぎんぱく)をおして細く切ったものや縒(よ)り合わせたもの、また、銀の切箔を絹糸、ガス糸、レーヨン糸などに巻きつけたものなど。帯地、打敷地、袈裟地などに用いられる。また、白髪など、それに似た形状を持つもののたとえにもいう。
    1. [初出の実例]「Guinxi(ギンシ) キンチャウヲ ツナグ」(出典:日葡辞書(1603‐04))
    2. 「紅白の上絵彩色銀糸にて松葉をちらしに縫せ」(出典:人情本・春色恵の花(1836)二)
    3. [その他の文献]〔杜甫‐往在詩〕
  3. 索麺(そうめん)をいう女房詞。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  4. ぎんしさい(銀糸菜)」の略。

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普及版 字通 「銀糸」の読み・字形・画数・意味

【銀糸】ぎんし

銀色の糸。

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