銘ずる(読み)メイズル

デジタル大辞泉 「銘ずる」の意味・読み・例文・類語

めい・ずる【銘ずる】

[動サ変][文]めい・ず[サ変]《「めいする」とも》
書きつける。金石などに刻みつける。「刀身に―・ずる」
心に深く刻みつける。「肝に―・ずる」
[類語]銘記拳拳服膺覚える記憶牢記ろうき暗記棒暗記丸暗記暗唱暗譜諳んずる肝に銘ずる胸に刻む心に刻む心に留める気に留める

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「銘ずる」の意味・読み・例文・類語

めい‐・ずる【銘】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]めい・ず 〘 他動詞 サ行変 〙 ( 「めいする」とも )
  2. 書きつける。刻む。金石などに刻みつける。
    1. [初出の実例]「神祖の御時黄金千枚づつを以て大法馬(をほふんどう)をつくられて、行軍守城之用、莫他費と銘ぜられしものの候なるを承りぬ」(出典随筆・折たく柴の記(1716頃)中)
  3. 心に深く記憶する。しっかりと覚える。
    1. [初出の実例]「臆(むね)を撫(をさ)へ懐(こころ)を言(の)へて用て肌骨に銘(メイス)」(出典:大慈恩寺三蔵法師伝承徳三年点(1099)九)

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