鎌田観応(読み)カマタ カンオウ

20世紀日本人名事典 「鎌田観応」の解説

鎌田 観応
カマタ カンオウ

明治・大正期の僧侶 真言宗聯合総裁;高野派管長;東寺250世長者;金剛峰寺385世座主。



生年
嘉永2年5月11日(1849年)

没年
大正12(1923)年8月8日

出身地
尾張国名古屋(愛知県)

旧姓(旧名)
松下

別名
字=照巌,号=如月

経歴
尾張藩士・松下勘十郎の三男に生まれる。万延元年播磨百代寺で出家雲厳弟子となる。17歳の時に高野山で良基・道応・禅城らに密教を習い、旭雅らに倶舎唯識を学ぶ。明治初年以来30年間高野山大学林で教鞭を執り、学頭、法印を歴任。32年宝性院門主、38年東寺法主、大僧正、東寺派管長を経て、大正12年高野派管長・金剛峰寺座主となった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鎌田観応」の解説

鎌田観応 かまた-かんおう

1849-1923 明治-大正時代の僧。
嘉永(かえい)2年5月11日生まれ。真言宗。万延元年出家。17歳のとき高野山にのぼり,良基らに密教を,旭雅らに倶舎(くしゃ),唯識(ゆいしき)をまなぶ。明治初年から高野山大学林でおしえ,学頭,法印を歴任。東寺派管長をへて大正12年高野派管長となった。大正12年8月8日死去。75歳。本姓は松下。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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