長上下(読み)ナガガミシモ

精選版 日本国語大辞典 「長上下」の意味・読み・例文・類語

なが‐がみしも【長上下・長裃】

  1. 〘 名詞 〙 大名・旗本の目見(めみえ)以上の、行事の際の式服。麻地小紋の裏なしの肩衣(かたぎぬ)に同じ地質小紋の長袴を付属する。肩衣と切袴(きりばかま)による上下に対していう。ながじょうげ。
    1. 長上下〈南紀徳川史〉
      長上下〈南紀徳川史〉
    2. [初出の実例]「秋の夜の長上下のふるきをもといて御うちやれあさのさ衣」(出典:狂歌・大団(1703)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android