長久手町(読み)ながくてちよう

日本歴史地名大系 「長久手町」の解説

長久手町
ながくてちよう

面積:二一・六五平方キロ

郡の北部を占め、北は瀬戸尾張旭の両市、西は名古屋市守山もりやま区および名東めいとう区、南は日進につしん町、東は豊田市に隣接する。地形東部とくにみね付近が高く、標高一〇〇ないし一七〇メートル内外の丘陵が続き、愛知郡のうちで最高を示す。この間を香流かなれ川とその支流東南から西北へ蛇行しつつ流れ、川沿いの丘陵の麓に集落が発達した。池沼は大小およそ六〇に及び、主として町の中央から東部にかけて散在する。町のやや西寄りに長久手古戦場跡があり、それをめぐって史跡が多い。

中世以来山田やまだ庄の一部で、江戸時代から第二次世界大戦前後までは名古屋市東方の農村地帯であったが、昭和四〇年(一九六五)頃から住宅や学校用地などとしての開発が進み、愛知芸術大学・農業総合試験場・青少年公園などもある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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