長崎屋(読み)ながさきや

百科事典マイペディア 「長崎屋」の意味・わかりやすい解説

長崎屋[株]【ながさきや】

衣料品中心のスーパー・チェーンを展開する小売企業。チェーン・ストア理論をいち早く導入したことで有名。1948年設立。1952年長崎屋に社名変更。布団店からスタートするが,取扱商品拡大(衣料・家電・玩具・食料品)と積極的な多店舗化政策が功を奏し,1973年には売上高1000億円を達成して小売業トップクラスの地位を確立した。しかし,バブル崩壊後の不況で経営危機に直面し,第一勧業銀行主導で自主再建を図ったが,2000年2月,東京地裁に会社更生法適用申請。その後,米投資ファンド・サーベランスグループの支援を受けて再建を図った。2007年には株式会社ドン・キホーテの連結子会社となった。2011年資本金40億円。2011年4月期売上高1244億円。2011年4月現在の店舗数40。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「長崎屋」の意味・わかりやすい解説

長崎屋
ながさきや

チェーンストア。 1948年長崎屋蒲団店として設立。 51年本店を日本橋に移転し,翌 52年現社名に改称するとともに,呉服洋品,雑貨,寝具などの卸売り小売業を展開。営業網も全国的となり,フランチャイズ方式により地方スーパーに自社商品を供給するなど多様な業務を展開していた。しかし,バブル期の過剰な不動産投資などでふくらんだ巨額の債務が次第に経営を圧迫し,消費の低迷下で本業での売上げ不振も重なって自力再建を断念。 2000年会社更生法の適用を申請し,事実上破綻した。売上構成比は,衣料品 37%,食料品 26%,家庭用品・玩具・レジャー用品 15%,家電・インテリア8%,その他 14%。年間売上高 3542億 8700万円 (連結) ,資本金 117億 8700万円,従業員数 2624名 (1999) 。

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デジタル大辞泉プラス 「長崎屋」の解説

長崎屋

株式会社長崎屋が展開するスーパーマーケットのチェーン。前身創業は1948年。パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスグループ(旧:ドン・キホーテグループ)。

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